簿記3級勉強 1日目
1. 調査日時
20220710
2. 調査の趣旨・目的
- 簿記に関しての基本知識をつける
3. 参考URL
4. 調査結果概要(要約)
5. 調査詳細(具体的な内容)
5.1. 簿記会計の全体像
5.1.1. 会計とは
- 企業の活動(仕入れ、販売、生産)を帳簿に付けること(簿記)
- 帳簿を世間(銀行、税務署、株主)に公開すること
- 企業内での管理のために用いられる数値データを計算すること
企業が帳簿をつけるのは義務なので、共通の公開ルールが必要 企業の帳簿の記載方法についての学問が簿記
5.1.2. 企業の帳簿と家計簿の違い
企業の帳簿
日付 | 勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
---|---|---|---|---|
1/20 | 普通預金 | 200,000 | 売上高 | 200000 |
1/22 | 清掃費 | 3000 | 普通預金 | 3000 |
1/22 | 食料費 | 4500 | 普通預金 | 4500 |
1/28 | 諸口 | 30000 | 普通預金 | 30000 |
1/30 | 支払い家賃 | 60000 | 普通預金 | 60000 |
- 複式簿記
- 借方
- 入金は借方
- かり(「り」が左に外れているので、表の左)
- 貸方
- 出金は貸方
- かし(「し」が右に外れているので、表の右)
- 借方
- 勘定科目
- お金、建物、普通預金など...
簿記を勉強することは、複式簿記にどのように記帳すればよいか勉強すること
5つの概念
- 資産
- 資産=負債+純資産
- 負債
- 純資産
- 費用
- 収益
- 資産
三分法
三分法とは - 商品の売買をシンプルに書くことができる - 3つの勘定科目で書くことができる - 仕入れ(費用) - 売り上げ(収益) - 繰越商品(資産) - ただし、ぱっと見で利益がわかりにくいので、後でまとめて利益を計算する。
以下の問題の仕分けを行え 「商品1個を現金80円で購入した、そして上記商品を100円で現金販売した」
- 分記法
- (借)商品80 (貸)現金80
- (借)現金100(貸)商品80
- (貸)商品売買益 20
- 三分法
- (借)仕入れ80 (貸)現金80
- (借)現金100 (貸)売り上げ100
5.2. 決算について
決算とは - 期中(日本では4/1~3/31)の仕分け、帳簿を集計して、表を作成すること - 簿記:伝票を帳簿に記載すること - 決算:帳簿を集計し、財務諸表(賃借対照表、損益計算書)を作成
5.2.1. 貸借貸借票(バランスシート,B/S)
- 資産、負債、純資産から作成
- 資産 = 負債 + 純資産
- ある時点の財政状態がわかる、つまりSTOCKの情報
5.2.2. 損益計算書(Profit and Loss statement P/L)
- 費用、収益から作成
- 当期純利益 = 収益 - 費用 -ある期間の経営成績がわかる、つまりFLOWの情報
5.2.3. 決算についてのあれこれ
- 期中仕分け
- 期中で帳簿を作成すること
- 決算整理仕分け
- 決算日でのみ行う、整理仕分け
- 三分法の利益をまとめて出すとか
- 財務諸表の提出は上場企業なら6月
6. 例題
【練習問題】(商品についてはすべて三分法で仕訳してください) Q1: 1個100円の商品を掛けで100個買った。仕訳は?
A1: 仕入10,000 / 買掛金10,000
Q2: 上記商品のうち10個を、1個200円で掛け販売した。仕訳は?
A2: 売掛金2,000 / 売上2,000
Q3: 事務所での作業用にパソコンを1台(30万円)購入した。代金は掛けとした。仕訳は?
A3: 備品300,000 / 未払金300,000 事務所作業用PCなので、つまり商品ではないので、貸方は「未払金」です。商品として仕入れたのであれば「買掛金」です。
Q4: 500万円の建物と300万円の土地を購入し、普通預金から振り込んだ。仕訳は?
A4: 建物5,000,000 / 普通預金8,000,000 土地3,000,000
Q5: 決算で作成される財務諸表のうち、代表的なもの2つの名称は?
A5: 貸借対照表(Balance Sheet。略してB/S) 損益計算書(Profit and Loss statement。略してP/L)
Q6: 以下のカッコに入る言葉は? B/Sはある時点の(1)を表し、P/Lはある期間の(2)を表す。
A6: (1)財政状態 (2)経営成績
Q7: 次の中から正しい語句の組み合わせを選びなさい。 ア:賃借対照表、損益計算書 イ:貸借対照表、損得計算書 ウ:貸借対称表、損益計算書 エ:貸借対照表、損益計算書 オ:貸借対照表、損得計算書
A7: エ この間違い探し、ナニゲに難しくないですか?「賃借対照表」「貸借対称表」「損得計算書」という間違いは、『簿記初学者あるある』。キヲツケマショー!
Q8: 500円の商品を掛けで仕入れた。仕訳は?
A8: 仕入500 / 買掛金500 費用の発生と負債の増加(発生)です。
Q9: 上記Q8で仕入れた商品を700円で掛け販売した。仕訳は?
A9: 売掛金700 / 売上700 資産の増加と収益の増加(発生)です。
Q10: Q8の買掛金500円を現金で支払った。仕訳は?
A10: 買掛金500 / 現金500 負債の減少と資産の減少です。
Q11: Q9の売掛金700円について、顧客から普通預金口座に振り込まれた。仕訳は?
A11: 普通預金700 / 売掛金700 資産の増加と資産の減少です。
Q12: 従業員に給料30万円を普通預金口座から支払った。仕訳は?
A12: 給料300,000 / 普通預金300,000 費用の発生と資産の減少です。
Q13: 本社経理部で使用するために、パソコンショップから20万円のパソコンを掛けで購入した。仕訳は?
A13: 備品200,000 / 未払金200,000
Q14: 顧客に販売するために、パソコン卸売業者から、1台20万円のパソコンを10台掛けで購入した。仕訳は?
A14: 仕入2,000,000 / 買掛金2,000,000 費用の発生と負債の増加(発生)です。 Q13とQ14の違いに注意!です。 同じ「パソコン」でも、備品として購入したのか商品として購入したのかで仕訳が異なるわけです。
Q15: 銀行に行って、現金5,000円を普通預金口座に預け入れた。仕訳は?
A15: 普通預金5,000 / 現金5,000
Q16: 銀行と20万円の借金の契約をし、普通預金口座に振り込まれた。仕訳は?
A16: 普通預金200,000 / 借入金200,000 資産の増加と負債の増加(発生)です。
Q17: 売掛金3万円の代金として、2万円を現金で受け取り、残額は普通預金口座に振り込まれた。仕訳は?
A17: 現金 20,000 / 売掛金30,000 普通預金10,000 片側に複数の勘定科目がありますが、とくに記載順序のルールはありません。どちらを上に書いてもOKです。
Q18: Aさんへの未払金1,000円を支払うために、B銀行C支店に行って、AさんのD銀行普通預金口座へ現金で振り込んだ。仕訳は?
A18: 未払金1,000 / 現金1,000 必要な情報だけに絞り込んで考えてみてください(笑)
7. 所感
8. 不明単語
単語 | 意味 | 備考 |
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単語1 | --- | --- |
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